こうするしかない

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わたしの手を借りるのが嫌なのか
清はひとりで保育園の園服を着ようとしています

その手つきは実に不器用で
見ているこちらがイライラしてきます。

「清くん、手伝ってあげようか?」
と声をかけると、こちらに背を向けました

刻一刻と、保育園の登園時間がせまってきています
このままじゃ、間に合わない!!

「清くん、このままじゃ遅刻しちゃうよ」
と言いながら、手を出し園服のボタンをかけてあげます
清くんは必死の抵抗ですが
私にボタンをかけられたのが嫌なのか
きめたようにうつぶせになり頭をかかえて
石のように硬くなってしまいました。

ええい!時間がない!

その石のような清くんを後ろから抱きかかえ
無理やり歯ブラシを持たせ
ぬれたタオルで顔をふいてあげました。

こうするしかない

泣きはしませんでしたが
こうも拒絶されると、嫌になってくる。。

そんな様子を後ろからずっと見つめる希は
気を利かせてハンカチ・ティッシュを
清のためにもってきてあげるのです

ふたりがかりで清の準備を終え
かけあしで車に乗り込み
清の保育園へと向かいます

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